釣り人の道理

「そんなタックルじゃGTは取れないよ。高い授業料だと思って見学しとけ!」と、常連と思われる客に言われてまともに釣りをさせてもらえなかったらしい。半泣きで彼は伝えてきた。最後まで船長からのフォローも無かった。

GTフィッシングへの敷居が高かった時代のお話です。

私は遊漁船の船長を尊敬している。釣れるポイントまで案内してくれて、波が高かったり潮が動かず厳しい時にもアドバイスをくれたり、船を走らせ釣れるように努力してくれる。釣りのプロ中のプロだと思う。

ただ、そんな船長の中にも、全ての客に対して友好的では無く一部の客に対して特別扱いして方がいる。と感じとれる。

人間だから気分が良い日も悪い日も有る。乗る度に態度が違う、タックル否定から始まり、釣り方にも口を出してくる。釣具メーカー名がデカデカと入った船体に乗っている常連客も指定されたかのように、そのメーカーの物を使っている船には乗りにくい。

もう引退してしまったが、釣り人時代からよく知っている船長で遊漁のみで船立て操船からタモ入れまで忙しくこなして、アドバイスも貰え釣果も上げてくれる。

「チャーターだし、釣り座も空いてるから竿使って」と言っても断られ、「⚪︎⚪︎船長は、もう釣りしないの?」と尋ねると「遊漁船を始めてお金を貰うようになってから釣りは辞めたよ。これは仕事だからね」と言われた。

等価を払って船に乗る。対等な立場で何も考えず集中して釣りを楽しみたい。

常連とは…

釣具店の店長時代に自分から地元の「常連」を名乗るお客様がいた。ほぼ毎日の様に帰宅時に顔を出す。差し入れたコーヒーを飲み、お茶のみ話して、たまに小物を買い小一時間で帰られる。

前の店長からのお客様だから、特に高額な商品を買う訳でも無いが雑にも扱えない。

他にも女性スタッフがいる釣具店チェーンが有るので、そこで商品を購入して良い顔をしてるのだろうと思っていた。

メールで店の入り口に常連客が溜まっているとお店に入りづらいと苦情が入った。開けた初心者にも入りやすい店舗の運営を考えていたので、常連客が溜まる椅子を撤去すると、その方は私がいる時間には顔を出さなくなった。

以前からその方の動きに癖が有ったが、確証には至らず。

前職はホテルマン、料飲スタッフも経験したのでお客様の動きは直視せず視界の端で追う癖が有り、何を欲しているかとか、的確にベストなタイミングで料理を提供できる様に動いていた。

話は戻るが、特定の方は私の視界から外れようと商品を手に持ったまま影に移動したり、特に頻繁に目が合うお客様には声を掛け買い物カゴを渡すようにしていた。

別の釣具店に転職して約2年後、新規チェーン店で「常連客と言った方」は万引きで捕まった。県内の同業者にも情報提供され全てのお店で出禁となる。

私は、何回通っても常連客とは思わない。特別扱いを受けるつもり無い。良かれと思って言った事でも、カスタマーハラスメントなどと取られる厳しい世の中なった。

異論は認める。商品の売り買いも対等なのだよ。

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