釣り竿の素材

カーボン?、グラス?、ソリッド?

釣り竿の素材[ブランクス]には、カーボンファイバー、グラスファイバーが有り、ソリッドとは全体に素材が詰まった無垢素材の事です。

ソリッドを除き、シート状のカーボン・グラスクロスを芯材[マンドレル]に巻き付け、紐状のテープで締め上げて窯で熱を加えて接着剤して使われた樹脂を硬化させます。窯から出した後に芯材を抜く為、中空素材になります。

カーボン・グラス共にソリッド素材の釣り竿も有りますが磯竿なら穂先のみで、フルソリッドの物は短めの船竿やルアーロッドに採用されてます。

以前はカーボンの純度が高く、高感度で軽量の釣り竿も作られましたが折れやすく使い手を選ぶ竿も有りましたね。今では、適度にグラスシートを混ぜて[コンポジット]粘りと反発力の有る釣り竿も有ります。

釣り竿一つにも各メーカーで素材の配合や、色々な呼び方や製法があり選ぶのは難しいですね。ただ、釣り竿の値段が高ければ強い折れにくい訳では無く、軽さを求めるか頑強さを求めるか釣り物でも変わります。

利点弱点
カーボンファイバー軽量で高反発、高感度カーボンの純度が高い程折れやすい
グラスファイバー粘りが有り、折れにくい重い、低感度

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アンサンドフィニッシュって何?

窯から出して、クロスにを引き締める為に巻き上げた樹脂テープを外します。通常は、研磨して竿に残った凹凸を削り取り塗装しますが、研磨せずに表面にウレタン塗装を施したものを「アンサンドフィニッシュ」製法と呼びます。

削りの工程を入れない為、素材の調子が生かされ強度のバラツキを抑える事が出来ます。

ガイドは、テープで止めてるの?

船、ルアー竿のガイドは専用の糸で巻き上げて固定し、エポキシ樹脂を塗り回転させながら時間を掛けてコーティングしてます。その為にテープ状に見える訳です。

竿の塗装は、無垢の状態に塗るウレタン塗装が一般的でシゴキ塗装、吹き付け塗装などが有ります。

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