シガヤーダコ釣り覚書
10月からシーズンインする前に準備する
10月から12月頃まで、シガヤーダコ[和名:うでながかくれだこ]釣りシーズンに入ります。
その前に仕掛けやタックルを再確認しましょう。
沖縄では「マダライモガイ」の貝殻を数個使った「ンヌジベント」と言う仕掛けが有り、それをカウボーイが投げ縄を投げる様に投げて釣る釣法が有ります。自分で作る方もいますが貝を探したり作るのが面倒な方は、仕掛けが釣具店で販売されてるので、それを使いましょう。
この仕掛は、よく考えられた物で根がかりしやすい場所でもスルスルと抜けてきて、最初の貝で誘って二個目三個目の貝にタコを乗せる事も考えられます。一度に二匹捕れたりしないかな?
ただ、掛ける針が付いていないので貝を抱いたタコを素早く掴まえる事が必要です。
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イカエギを使うのが簡単です
マダライモガイを模したイカエギは、沖縄県内の釣具店で販売されています。海底を引きずりながらタコを誘うので、前方の布が岩にあたって破れやすい。使う前に接着剤で補強した方が良いでしょう。
このシガヤーダコ専用エギのカンナは半笠[下に針がない]で、海底の障害物を拾いにくくなってます。
専用エギでなくてもカンナの下側をカットしたり曲げたりして利用可能です。ほぼ、目視の釣り方なので目立つ色のエギが見やすく分かり易くて良いですね。
集魚効果の高いラトル入りで夜光のタコ専用エギもオススメです。
シガヤーダコ釣りに新兵器追加!?
釣り竿やリール
竿は、タコが海底に張り付いた場合に取り回しが良いように短めが扱い易い。ヒザ下くらいまで水に浸かるので短い竿が良いですよ。
2.5寸のエギが約10gなので、それを投げられる安いバスロッドがオススメです。柔らかすぎるロッドは、タコを海底から引き剥がすのに苦労しますよ。
リールは、見える範囲にしか投げないので道糸は短めで安価なナイロンライン3号程度で良いでしょう。道具が海水に浸かる可能性が有るので高級機種は必要有りません。
必要なもの
- 潮時表:潮の上げ下げする時間を把握する。上潮時に沖に取り残される事を防ぐ。潮が止まる時間は釣れない。
- 偏光サンググラス:海面のギラツキを抑えて海底の岩の様子や逃げたタコを見つけ易くなります。
- フィッシングたび:フェルト底の足袋で岩場でも滑らず、突き上げ感も無く疲れにくい。寒い時期はウェダー着用。
- 軍手:岩場はゴツゴツしているので手を付き怪我を防ぐのとタコを捕まえる為に必要。
- スカリ:逃げないように目の細かい物で洗濯ネットでも可です。
- 手網:目の細かい物がタコの足が絡まず外しやすい。
シガヤーダコの釣り方
エギが目視出来る距離に軽く投げて、リールを巻いてきます。海底にエギがゴツゴツと当たるスピードでゆっくり引きます。早いスピードで巻きすぎるとタコがエギを追えないので、海底からエギが離れないように!
活性が高いタコは泳いでエギに抱きつきますが、殆どのタコは海底の巣穴から腕だけだしてエギをつかみ、更に何本かの腕を絡めて巣穴や岩場に引き込みます。
海底からタコが離れない場合は、道糸にテンションを掛け張ったまま自ら近付き手で捕まえます。軍手が有った方が手に触腕が引っ付かなくて良いですね。
シガヤーダコをジップロックに入れて、クーラーボックスで冷やして持ち帰りましょう。
シガヤーダコの料理の仕方
- シガヤーダコの硬い部分、くちばしと目玉を取ります。
- 塩揉みしてヌメリと臭みを取ります。
- 何度かこの作業を繰り返して、塩を洗い流します。[シッカリと塩抜きしないと塩辛い。]
- 水気を切って色々な料理にして下さい。
シガヤーダコでイカ焼き!?
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