ボアアップした原付の熱ダレ対策
油温上昇でエンジンの回転が不安定 [対策1]
50ccから75ccにライトボアアップした、私のバイク「モンキーZ50J」約1時間程、郊外を走ると油温が上昇してアクセルを開けてもスピードが出ない。
アイドリングも不安定になり、発進時にエンジンを吹かさないとエンストしそうになる。こうなったら、安全な場所にバイクを止めて油温が下がるのを待つしかない。
約110度をこえたら、上記のような症状が出る。
対策としてエンジンオイルを標準のホンダ「G1オイル」から高温に強い「G2オイル」変える事にしましたよ。
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低回転型から高回転型へ [対策2]
私の純正6Vモンキーのギア比は、「フロント13丁リア31丁」の加速重視の設定です。
ボアアップと同時にハイカムシャフトを組んで良く回るエンジンに生まれ変わったが、低回転域でも無理しているようなので、ギアを変える事にしました。
エンジンの回転数と熱量を抑えて、高回転で伸びて行く設定にしたいのです。
フロント13丁から「キタコ社製15丁」に変更します。リアのドリブンスプロケットは31丁のままでいきます。
実際に合わせてみると、残念ながらチェーンの長さが足りません。リアのスイングアーム拡張も考えているので、その時まではチェーンは変えたくない。
結局、新たにスプロケを購入してフロントを14丁、リアを30丁にしたら純正長のままチェーンの長さは足りましたよ。[このスプロケ代金で新しいチェーンが変えたな。笑 ]
信号待ちからのスタート時にもたつくと思ったが、それは無く特に高回転の伸びも感じられない。
1丁替えただけでは、変化は感じられないのかな。
やっぱり、当初の計画通りにスイングアーム延長後にフロントは15丁に変えたいと思います。
行く付く果てはオイルクーラーですか…ね [最終手段]
ボアアップ後、街乗りで1時間程度ならでも問題無いが、アップダウンの有る郊外を約1時間走ると熱ダレをおこしてしまう。
ノーマルシリンダーヘッドを使った75ccのライトボアアップなので「オイルクーラー無し」でも良いと思ったのだが、やっぱりエンジン冷却の為に「Gクラフト社製オイルクーラー」を装着した。
しかし、簡易的なオイルクーラーなので放熱効果は薄かった。
結果から言うと、純正の雰囲気を壊しかねない装着を躊躇っていた「本格的なオイルクーラー」に交換しましたよ。
購入したオイルクーラーは、私のモンキーZ50J-1000000台から適合してAB27も対応しているようだ。
Gクラフトのクーラーを外して、キタコ社製のオイル取り出しユニットを取り出します。
ガスケットが12V用だったが、信頼して私の6Vモンキーに取り付けます。
オイルが流れるユニオンニップル[ブルー]とユニオンボルト[レッド]の接続向きが重要だと思うのですが、説明書には簡単にしか書かれていない。
オイルホースの取り回しにも影響しそうな、ボルトとニップルの取り付け向きで悩みましたよ。
オイルクーラーを取り付け後、郊外を1時間以上走っても油温が100度をオーバーする事は無くなりました。
まだ、慣らし運転を兼ねての走行で極力エンジンを全開にしないようにしているので、急坂での全開走行時に油温がどう上がるかが問題です。
これから更に暑くなり気温が上がって行くと、エンジンを開いてオイルクーラーに大量のオイルを供給する「オイルポンプ」を取り付ける事になるかも知れません。
取り付け位置が若干前よりなので、後日調整する予定です。
Gクラフトのオイルクーラーも良かったが、やっぱり沖縄の日差しには敵わなかった。
最終的には、かなり高額出費となるスイングアーム交換してカスタム完了かな。
太いタイヤにも変えたいし「4mini沼」は、かなり深くてズブズブだ。
Gクラフトのオイルクーラーさようなら。
追記
オイルクーラー取り付け後に説明書を新ためて見直すと、ステーの取り付け位置が逆だった。
狭い所に苦労して工具をねじ込んで取り付けたので今度はガソリンタンクを外し、ステーを外してフロント向けに取り付けました。
これから、このタイプのオイルクーラーを取り付ける方がいたらガソリンタンクの取り外しをお勧めします。
冷却コンデンサーが内側に入り、キャブのマニホールドにぶつかりそう。
曇り空の日曜日、雨は降らなそうなので郊外にツーリングに出かけた。
スタート前の油温は約30度、締め切ったガレージの室内も約30度で、気温の予報は約25度でした。
油温が心配なので、休息を挟みながら油温をチェックする。
アップダウンの有る約50kmの距離を約2時間、平均50km/hのスピードで走ったが油温計は100度をオーバーする事はありませんでしたよ。
これから夏に向けて気温が上り、30度をこえてくると思う。その頃に油温が100度をオーバーしなければオイルクーラーの取り付けは成功だ。
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