シャリ感を解消する[’10セルテート]
初めてバラしてオーバーホール
15年前、職場を退職する時に購入。当時イグジストに次ぐモデルだった「セルテート」大切に使っていたが、そろそろ限界か?ショア、オフショアで長年活躍して使用後に流水で水洗いで済ませていたが、前回の釣行時ハンドルを回すとシャリシャリ感と音が耳や手を通して伝わる。
初代のセルテートはマグシールドを搭載していなかったので簡単にバラせたが、この機種からはローターを外し磁気を帯びた「マグシールドプレート」を外してしまうと防水機能を損なってしまう。

バイクを分解整備するする時にオイル、グリスは必需品だが、量が必要で安価な汎用品を使っていました。
以前から使ってみたかった高機能オイル&グリス「ベルハンマー」スズキ機工製だ。

金属部に塗布すると皮膜を形成して接触面が滑らかになる。更に耐水性も強いようなので長期間防水性が増すなど、特にオフショアでは海水を被る事が多いので助ります。
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純正品では無いが防水性を上げる磁気を帯びたオイル「マグオイル」も購入した。

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下記の画像はローターを外し「マグシールド」が露出した状態です。磁性を帯びたプレート上部にマグオイルが付着している。[古いオイルはパーツクリーナーで洗い流せました。]

15年前のリールで流石にメインのローターとかボディなどのパーツは供給不能だが、スクリューなどの汎用パーツはまだ注文出来るようだ。[メーカー預かり修理不可]

ラインローラーもマグシールド化されているようだが特に不具合がないので、汚れを拭き取りそのまま組み立てました。
完全分解してドライブギアやピニオンギアを外し組み立てるのはリスクが有ります。
再度グリスを塗って組みたてても、接合面がピッタリと合わさり回転に影響する「アタリ」を出すのが難しい。
ドライブギアを押さえる微調整用の「分解図87番」の極薄ワッシャーなどが2枚入っている場合もあります。
スクリューを締め込むテンションでゴリ感が出る場合もある為、分解素人が完全になるように調整するのは難しい。[妥協も必要で、耳元でリールを回す神経質な方はメーカーに預けた方が良いですよ。]


予想通り塗布したグリスは硬めで回転が若干重くなったが、じきに馴染むでしょう。
分解動画を撮影しました
動画を撮影するのは、リールの組み上げ後に不具合が出た時に見返して確認する為でも有ります。
マグオイルが塗布された箇所に更にオイルを吹き付けると混ざって流れ出し、ストッパー内部に入り込みハンドルが逆転したり、磁性流体の影響でシャリ感が強くなる事が有るので止めましょう。
月並ですが、リールの分解オーバーホール等は自己責任でお願いします。

