ロッドビルディング覚書[修理]
ガイド交換に必要なもの
スポンサーリンク
- フィニッシングモーター
- ハンド・ロッドラッパー
- スレッド[専用の糸]
- カッターナイフ
- 目の細かいサンドペーパー
- マスキングテープ
- 計量カップ[スポイト:無くても良い]
- 2液性エポキシ樹脂[フレックスコート]オススメ
- エポキシ薄め液[ソルベント]
- 筆洗い洗浄液[エポキシブラッシュクリーナー]
- 専用の筆[毛が抜けない物]
- アルコールランプ[ターボライター可]
- エポキシ樹脂は硬化するのに約1日、完全に硬化させるには3〜5日掛かる場合も有ります。
- フィニッシングモーターを使用するのは、回転させてエポキシ樹脂が偏って固まらないようにする為です。
リンク
- ハンドロッドラッパーを使わず、手だけでもスレッドを巻けますが、糸ヨレやテンションがバラバラで巻にムラが出てしまう。スレッドを2〜3色使うなら「ハンドロッドラッパー」は必要です。
リンク
スレッド[D]メタル スレッド[Dタイプ]
- スレッドにはA/B/C/Dスレッドが有り、Dスレッドが太くてAスレッドは細い。
- メタルスレッドは、テンションを強く掛けると切れやすので飾り巻きのみ推奨。
リンク
リンク
フレックスコート製 フレックスコート製
リンク
リンク
修理の工程
- ライターでスレッドを軽く炙り、カッターナイフで切れ目を入れて外して行きます。
- マスキングテープを貼り、サンドペーパーで古いエポキシ樹脂を削る。ブランクス[竿]に傷がつかないように注意。
- 最後にエポキシブラッシュクリーナーで竿に付いた粉や油を拭き取る。
- 今回は、シングルガイドからダブルガイドに交換します。
- 手の脂やカッターナイフは十分に脱脂してスレッドを触ります。
- 下巻きを入れて、ガイドをのせてスレッドを巻いていきます。[*動画参照]
エポキシ樹脂、薄め液 樹脂を5分くらい置く
- 主剤は透明:硬化剤は黄色
- 1:1で混ぜますが、硬化剤は若干少なめにする。[硬化剤が少しでも多ければ固まらない]
- 薄め液は、10:1の割合で入れます。多く入れすぎると粘度が下がり、硬化が遅くなる。
- 完全に撹拌[2〜3分]しないと硬化しません。5分くらい置いて気泡を抜きます。
1回塗り[1日目] 2回塗り[2日目]
- 2回[2日]〜3回[3日]、エポキシを塗りますが、今回は2回で仕上げます。[*動画参照]
- 全体的にエポキシ樹脂を薄めに塗り、ターボライターで軽く炙りエポキシ樹脂を気泡を飛ばして浸透させます。
- 今回は、真ん中部分[赤色]を厚めに塗ります。[2回塗りのため]
- 2日目にガイドを止めてる黒い糸を二度塗りします。
- 本来は、3度塗りがエポキシ樹脂の層も厚く綺麗に仕上がりますが、自己判断でお願いします。
*普通のライターで炙ると煤が付きやすい、ターボライターで軽く炙るのはコツがいるので遠くから付かず離れず炙っていきます。[アルコールランプは、倒してしまったら火事になるので使ってません]
3〜5年使ってるが、フットの曲がりで割れてしまう以外はエポキシ樹脂は曇りなくクリアなままです。
修理工程の動画です
スポンサーリンク